ウォーターサーバーの便利な七つのポイント
ご家庭やオフィスでウォーターサーバーを導入することが増えてきました。飲食店やイベントスペース、デパートの休憩スペースなどによく置いてあるのを見かけますね。気軽においしい水を楽しめるため、一般のご家庭にも普及してきました。
ウォーターサーバーの導入をご検討されている方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、ウォーターサーバーの便利なポイントを紹介していきます。
ウォーターサーバーの便利な七つのポイントとは
1. おいしい水を気軽にご家庭で飲める
1番のポイントは、やはりおいしい水をご家庭やオフィスで気軽に飲めることでしょう。
ウォーターサーバーはサーバー(給水器)を設置して、水の入った専用ボトルをセットしたら、すぐにおいしい水を飲めるようになります。
現在、ウォーターサーバーで主流となっている水は、天然水とRO水の2種類です。天然水は、日本でも有数の水質のよい、天然のミネラルを含んだ地下水です。わざわざ遠くまで足を運ばなくても、おいしい天然水をご家庭で楽しめます。
RO水は、水源は水道水や河川の上流です。しかしRO膜(逆浸透膜)処理を行うことで、一切の不純物を取り除いた「純水」に近い状態の水となります。人工的にミネラルなどが加えられている水もあります。もちろん、水道水のような塩素臭やカルキ臭はありません。どちらの水もとってもおいしい水です。
2. 毎月水が宅配される
ウォーターサーバーの水は、毎月ご家庭に宅配されます。ミネラルウォーターのようにわざわざ外出して、重たい水を買いに行く必要がありません。専用ボトルは2本から宅配する会社が多く、1本あたり8リットルから12リットルのところが多いです。ご家庭でたっぷりとおいしい水を使用できます。ウォーターサーバーで使用するボトルのタイプは、新しいボトルが届いた時に、使い終わったボトルを引き取ってもらう再利用タイプと、資源ごみとして捨てられる使い捨てのタイプがあります。
3. 料理においしい水を使用できる
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ウォーターサーバーで届けられたおいしい水は、毎日の料理にも利用できます。とくにお米を炊いたり、煮込み料理を作ったりする際には、水のおいしさが重要となってきます。水道水のように、塩素臭やカルキ臭が、お米や煮込みに移ってしまうこともありません。またミネラルを含んだ水で料理をすると、まろやかでコクのある味になります。
4. コーヒーやお茶もおいしく飲める
ウォーターサーバーは水だけでなく、お湯も出ます。そのため、サーバーのコックをひねるだけでコーヒーやお茶もすぐ作れます。お湯の温度は80度から90度くらいのウォーターサーバーが多いです。
これは、ドリップ式のコーヒーを作るには最適な温度と言われている温度です。もちろん、コーヒーやお茶だけなく、紅茶や麦茶などにも使用いただけます。
5. 赤ちゃんのミルクづくりに
ウォーターサーバーの水を使えば、赤ちゃんのミルクも楽に作れます。
一般的に粉ミルクを作るのに適温とされているのは70度以上です。水道水で作る場合は、一度お湯を沸かし、70度くらいまで下がるのを待ちます。それから粉ミルクを調乳し、さらに温度が下がりミルクを飲ませるのに適温とされている40度まで下げてから飲ませます。
ウォーターサーバーのお湯の温度は80度から90度。水を沸かす必要もなければ、沸騰させた水より少し低めの温度で調乳にも最適です。水道水を沸騰させたり、ミネラルウォーターを温めたりするより、時間や手間がかからず大変便利ですね。
また最近は、赤ちゃんの調乳に便利な温度調整機能がついているサーバーもあります。通常時は80度から90度の温度ですが、70度から75度程度にも設定ができます。
赤ちゃんのミルクに使う水は、ミネラルの少ない軟水がよいとされています。赤ちゃんは腎臓機能が大人と比べると未熟であるため、ミネラルの排出も未熟だからです。たまに、ミルクに使う水にミネラルウォーターはよくないといったことを耳にします。ただしそれは、外国に多いミネラルがたっぷり含まれている硬水を指していることがほとんどで、一般的にウォーターサーバーで使われている水のほとんどが硬度100以下の軟水のため、赤ちゃんの調乳に問題ない水準であると言われています。
6. チャイルドロック機能がついている
お湯も気軽に飲めるウォーターサーバーは大変便利です。しかし簡単にお湯が出てしまうと、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、誤ってやけどをしてしまう心配もあります。
最近のウォーターサーバーでは、お湯の給水口にチャイルドロック機能がついています。チャイルドロックには、給水口に外付けカバーがついているものや、ボタンを強く押しながらでなければ、お湯が出ないタイプなど各社が工夫を凝らしています。小さなお子さまいるご家庭でも安心して使用できますね。
7. 備蓄水として
大きな震災があると、水道管が破損し、生活水が使えない状態になる可能性があります。こうした震災時は長期間水が使えない状態になる可能性もあるため、震災への水の備えは大変重要です。
ウォーターサーバーは、東日本大震災以降で一般家庭への導入がとくに増えました。ウォーターサーバーの専用ボトルは宅配業者が届けてくれるので、水が十分ににある間は備蓄水として利用できます。
おわりに
最近では、いろいろと工夫されたサーバーが登場してきました。
たとえば専用ボトルの下部にセットするタイプです。専用ボトルはほとんどが上部にセットするタイプです。しかしなかには、重い専用ボトルを持ち上げるのは重労働だと感じる方もいらっしゃるでしょう。下部にセットするタイプであれば、楽に専用ボトルをセットすることもできます。また温度設定も水とお湯、双方で2段階の温度設定ができるサーバーもあります。
サーバーのカラーや形状のデザインも、各社バリエーションが豊かですので、いろいろと検討してみましょう。