水を飲んでデトックス!効果的な水の飲み方とは?
「デトックス」は汗をかいたり、排せつしたりすることによって行えますが、「水を飲む」こともデトックスにつながることをご存じでしょうか。水は老廃物を運ぶ役割を持っており、体内をきれいにするためには欠かせない存在です。
そこで今回は、水を利用した正しいデトックスの方法などについて紹介していきます。
デトックスって何だろう?
体内の「毒物」を排出させることを、「デトックス」と言います。人間は食事や呼吸などを通して、体内に「毒物」をためてしまう生き物です。体内に毒物がたまると内臓にかかる負担が大きくなり、血液も汚れやすくなることから身体にさまざまな弊害が生じます。そのため健康的な生活を送るためには、毒物をしっかりと排出することが大切です。
デトックスの方法には、「マッサージ」や「絶食」など他にもさまざまなものがあります。ただしどのような方法を選ぶとしても、正しい方法で行わなければ逆に身体に悪影響を与えてしまいます。
水にはふたつの種類がある
水には「軟水」と「硬水」があります。日本の水道で使用されている水は基本的に軟水であり、硬水は海外の水や「ミネラルウォーター」などに使用されています。
軟水と硬水の大きな違いは、「カルシウムイオン」や「マグネシウムイオン」の量の違いです。硬水の方がこれらのイオンが多く含まれており、これらのイオンは体内の有害金属を排出させる働きを持っています。
また軟水と硬水には味の違いもあり、硬水の方が「クセが強い」と言われ、日本人の多くは軟水の方が飲みやすいと言われています。
デトックスに重点を置いた場合、飲み水として適しているのは硬水であると考えられています。硬水には他にも「アンチエイジング効果」や「血流促進効果」があると言われており、デトックス以外にもさまざまなことに役立ちます。
ただし中には硬水を飲むことによって「おなかを下してしまう」方もいるため、硬水を選ぶのであればはじめは少量ずつ試すようにしましょう。
適切な水分量を知っておこう
1日の適切な水分量は、「体重(kg)の30倍(ml)」と言われています。たとえば体重が40kgの女性であれば、適切な水分量は1200mlとなります。
ただし一度に1200mlの水分を摂取するべきではありません。一度に多量の水を摂取すると「水中毒」を発症してしまう可能性がありますし、下痢や腹痛などにもつながることも。一度の摂取量は「約200ml」が望ましいと言われています。
また普段の「食事」にも水分は含まれているため、体重40kgの方が食事を取った上で1200mlの水を飲むと、水分の取り過ぎにつながってしまう恐れがあります。
正しい水の摂取法
水は常温で飲むことが大切であり、とくに「冷たすぎる水」には注意しなくてはなりません。冷水を飲むと下痢や腹痛につながるだけでなく、体温が一気に低下してしまいます。体温が低下すると身体の機能も鈍くなる可能性があるため、常温の水を飲むように心がけましょう。
また「等間隔」で水を飲むことも大切なポイントです。たとえば起きている時間が12時間であれば、2時間ごとや3時間ごとに水を飲むようにしましょう。等間隔で飲むことによって、毒物の排出をスムーズに促します。
コーヒーやお茶で水分を摂取することも可能ですが、「利尿作用」があるため逆に体内の水分が失われてしまう可能性も。そのためデトックスを行う上で効果的な飲み物は、コーヒーやお茶ではなく「水」であるとされています。
おわりに
ここまで、水を利用したデトックスの方法について紹介してきました。今回紹介したデトックス法は、短期間で効果が出るわけではありません。毒物をしっかりと排出させるためには、継続的に正しい方法で水を摂取することが大切です。注意するべきポイントをしっかりと守り、毎日欠かさず続けていきましょう。