美容と健康に効果的!?バナジウムの効果・効能まとめ
バナジウムというミネラル成分を知っていますか?健康や美容、ダイエットに効果が期待できると、近年女性を中心に注目を集めています。
今回はバナジウムがもつ栄養素と、身体に与える効果・効能についてまとめてみました。
バナジウムってなに?
バナジウムとは天然水に含まれるミネラル成分のひとつで、カルシウムやマグネシウムなどと同じ性質のものです。海水や地中に含まれる成分ですが、人間の体内にも少量ながら存在しています。
バナジウムは、1801年にメキシコのデル・リオという人が発見したものですが、健康面や美容面での効果が注目されたのはごく最近のことです。近頃はミネラルウォーターの商品名にもちらほら見かけますよね。
バナジウムに一定の希少価値があるのは、豊富なバナジウム含有水がどこでも採水できるわけではないからです。日本では富士山の周辺地域や、その他限られた土地でしか採水できないと言われています。
どんな効果があるの?
多くの注目を集めているバナジウムですが、摂取するとどのような効果が期待できるのでしょうか。以下に代表的なものをまとめました。
糖尿病や動脈硬化の予防
もっとも有名なものとして挙げられるのが糖尿病や動脈硬化の予防です。
バナジウムは、血糖値を下げる効果のあるインスリンと体内で似た働きをすることがわかっていて、糖尿病の予防効果が期待されています。血糖値が下がることで動脈硬化や脳卒中など、恐ろしい生活習慣病にかかるリスクも軽減されますから、多くの学者さんがこぞって研究を続けているのです。
また糖尿病と同じくらいの患者数がある高血圧に対しても、同様の効果が期待されています。
ダイエット効果
バナジウムが血糖値を下げる働きがあることはすでにお話しました。血糖値が下がると脂肪の代謝が良くなりますから、太りにくくなることも言えます。
本来であれば、エネルギーとして消費されなかったブドウ糖も中性脂肪に変えられてしまうところですが、この問題も血糖値が下がることで解消されます。
美容・便秘解消効果
バナジウムには、あらゆる老化現象の一因となる、体内の活性酸素を取り除くデトックス効果も期待されています。活性酸素が蓄積されると、シワやたるみ、シミなどを作る原因ができてしまいますから、常に体内をきれいにしておく必要があることです。
またバナジウムは毎日摂取することで腸内の善玉菌を増やしてくれます。善玉菌は、良好な便通を保つには欠かせない要素として知られていますね。
ただこの便秘解消というテーマに関しては、バナジウムに限ったことではなくマグネシウムなど、他のミネラルも同時に摂取することが大切です。
バナジウムの効果的な取り方と注意点
人間の体は1日に約2~3Lの水を欲しています。そのうち、食事などから取れる水分が約1Lと言われているため、残りの2Lを水で補っていくことになります。
水を飲む量とタイミングは?
バナジウムのもっとも効果的な取り方は、1回約200mlの水をこまめに飲んでいくことです。極力常温で飲むことが大切で、冷たすぎる状態はよくありません。ちなみに温かい料理と同時に摂取すると、新陳代謝がさらにアップすると言われています。
タイミングは、起床後と就寝前がとくによいとされています。毎日の習慣にしてしまえれば、それこそ理想的ですね。
またスポーツで汗をかいた後などは、ミネラル分が失われている状態ですからとくに積極的に飲みましょう。
摂り過ぎにも注意!
美容や健康にいいからといって過剰摂取になってしまうのは気を付けてください。人間の体は、水分を取り過ぎてしまうと水毒という症状が出ることもあります。
具体的にはめまいや頭痛、むくみなどで、体内の水分が排出されずにたまってしまうことで起こる現象です。
またバナジウム水自体の毒性も報告されており、マウスを使った実験では胃腸障害や神経障害などの症状が確認されました。人間にとっても同じで、下痢や腹痛を起こしてしまう可能性があるため、常軌を逸するほどの飲み過ぎには注意しましょう。
おわりに
今回は、近頃注目を集めているバナジウムについて掘り下げてみました。
意識的に摂取することでさまざまな効果が期待できると言われています。興味のある方は毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。