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妊婦さんが知っておくべき「お水の大切さ」

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妊娠中はむくみがひどくなったり、トイレが近くなったりするため、水分を控えようとする妊婦さんが多いです。しかしツワリのせいで食事を取れなくなった場合、水分補給は欠かせません。

ここでは、妊婦さんにとって水がいかに大切なものなのか説明していきます。どんな水を選べばいいのか、胎児にとって安全な水とはどんなものなのかなどについて、詳しく紹介していきましょう。

水が飲めないことは、物を食べられないことより大変

水が飲めなくなることの方が大変

妊娠初期の頃は、ツワリがひどくて食欲がなくなる、吐き気が止まらないなどの症状を訴える妊婦さんが多いです。ツワリの症状がひどくなると、水まで飲めなくなる場合も少なくありません。

実は、食事ができなくなるより水が飲めなくなることの方が大変なのです。水分をまったく取れず吐いてしまう状態が続くと、脱水症状が進み、血液が凝縮してしまいます。これにより栄養不足となりビタミンB1が不足し、胎児に悪影響を及ぼす危険性もあります。

唇や脇の下が乾燥しがちになっていたり、口の中が乾いているのを感じたり、微熱が出ていたりという症状がある方は要注意。悪化するとふらつきや幻覚・幻聴の症状が現れてくることもあります。

ツワリが重い妊婦さんは、点滴で水分補給するという方法もあります。必要なカロリーやビタミンを補う効果があるため、不安がある人はかかりつけの産婦人科医院を訪れてみるとよいでしょう。

まずはムリをしない程度に少しずつ水を飲んでみてください。水道水のカルキ臭で吐き気をもよおすケースもあるため、自分が飲みやすい水を見つけるのもよい方法と言えます。

水分を控えるより多めに取るよう心掛けよう

水分を控えるより多めに取るよう心掛けよう

妊娠前より多めに水分を摂取した方が、母胎によいと言われています。妊娠中は、代謝が高くなっている状態のために汗をかきやすかったり、水分でサラサラになった血液を赤ちゃんに送り届けなければならなかったりするからです。

以前より必要となる水分量が多くなるため、妊婦さんの水分摂取量の目安は1日2Lと言われています。水分を控えると高血圧症や脱水症になったり、ぼうこう炎になったりしてしまう恐れがあるので積極的に水分補給を行うようにしてください。

また妊娠中のむくみやトイレが近くなるといった現象は、赤ちゃんが成長しているという証拠です。頻尿になるからと水分を控えてしまうのは、母体だけでなく赤ちゃんにも悪影響になりますので、体が欲するだけ水分を摂取して体調を整えるよう気遣いましょう。

むくみの原因は、水分よりも子宮が血管・リンパを圧迫しているためと考えられています。塩分の取り過ぎが原因でむくむケースが多いため、水分を減らすのではなく、塩分を控える努力をした方が賢明です。

妊娠中に飲む水にはどんな役割があるのか

なるべく常温の水を摂取

妊娠前と比べて喉が渇くという妊婦さんは多いでしょう。これはおなかの赤ちゃんが水分を欲している証拠です。妊娠中に摂取する水には、大切な役割がいろいろあります。

水を摂取することで羊水をキレイな状態に保ち、アトピー・アレルギーなどのリスクを減らす役目があります。体にいい水をたくさん摂取して排尿することで、妊娠中毒症を予防する働きもあります。

また妊娠中はホルモンバランスの影響や子宮の圧迫が原因で、普段から便秘気味だった方はよりその症状が重くなったり、もともと便秘になることが無かった方も便秘に悩まされるようになったりすることが多いようです。

これに水分不足が重なるとさらに便秘に拍車を掛けてしまいますので、便の排出をスムーズするためにもより意識的に水分を摂取することが大切だと言えます。

夏場は冷水が欲しくなりますが、なるべく常温の水を摂取しましょう。カフェインレスのお茶やコーヒーでもOKです。どうしても飲めない時は、氷をなめるだけでも効果があります。

妊婦さんにはアルカリイオン水がいい?

妊婦さんにはアルカリイオン水が良い?

せっかく水分をたっぷり摂取しても、体内で必要の無くなった古い水分をきちんと排出できなければ、むくみにつながってしまいます。

体内にある毒素を代謝できない症状を妊娠中毒症と言いますが、この症状に悩まされているお母さんは多くいます。

一般的には利尿剤を飲んで水分の排出を促し、水分摂取量を減らすことで緩和していくそうですが、前述したとおり、妊婦さんは積極的に水分を摂取したいので制限することは好ましくありません。

そこで体内の毒素を排出しつつも、体に必要な水分をしっかり取り込める水として注目されているのが、アルカリイオン水なのです。

アルカリイオン水は抗酸化作用があり、胃腸症状の改善に効果的とされています。その結果ツワリの症状が軽減すると考えられています。

妊娠中に便秘気味になる妊婦さんも多いですが、アルカリイオン水は便秘症状を軽減する効果も期待できます。妊娠中毒症にも効果的と言われているため、たくさんの妊婦さんが利用しています。妊娠中はアルカリイオン水が最適と言えるでしょう。

ウォーターサーバーの中には、アルカリイオン水を使用したものがあり、妊婦・赤ちゃん向けの水も出ています。安心安全に飲める軟水を使ったサーバーもあるので、いろいろ比較した上で、自分の口に合うものを選択するとよいでしょう。

おわりに

妊娠中の水分が、お母さんにも赤ちゃんにもどれほど大切なものかというのをおわかりいただけましたでしょうか。

妊娠中は、赤ちゃんのためだけでなく、母体の健康のためにもたくさんの水分が必要となります。妊婦さんでも飲みやすくおいしい水を見つけるために、いろいろ試してみましょう。喉が渇いた時だけでなく、意識的に摂取することが大切です。

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