天然水のおすすめ利用法3選
近頃では、飲料水に水道水ではなく、天然水やミネラルウォーターをチョイスするのが当然のようになってきました。ひとり暮らしの人でもウォーターサーバーを導入するなど、世間の水への意識はより高まってきています。
今回は天然水のおすすめ利用法を紹介していきたいと思います。ぜひお使いの天然水をさらにいろんな方法で楽しんでみてください。
使用する天然水にもタイプがある
おすすめの利用法を紹介する前に、まず天然水にもタイプがあり、それぞれ特徴があるのでご紹介いたします。
- 軟水・・・カルシウム・マグネシウムの含有量が少なく、数値が100mg / L以下のもの。
まろやかでクセがない。日本ではほとんどの天然水が軟水に分類される。 - 硬水・・・カルシウム・マグネシウムの含有量が多く、数値が100mg / L以上のもの。
のどごしが硬く、しっかりと飲みごたえを感じる。スポーツ後のカルシウム補給や便秘解消に良いとされる。
これらの特徴で味がぐっとかわります。ご紹介する中で軟水硬水どちらがおすすめかも一緒にご案内しますので、ぜひ参考にしてみてください。
飲食に天然水を使う
天然水は栄養分がたっぷりで清澄度も高いことから、通常の飲用水としてだけではなくさまざまな飲食への利用ができます。
炊飯に
お米と天然水が含むミネラル成分の相性はとてもよく、天然水でご飯を炊くとおいしさはさらに増します。
ただし、どんな水でも良いというわけではなく、なるべくは硬度の低い軟水を利用するようにしましょう。
硬水はミネラル成分が強すぎるため、お米本来の味わいとぶつかってしまい味が変わってしまうことがあります。目安としては硬度30以下のものが最適です。
お茶・コーヒー・お酒などに
飲用水以外の利用でも、天然水はその味を大きく左右します。
緑茶はテアニンやカテキンといったうまみ・渋み成分を含んでいますが、これらが水の温度や硬度によって香りが変わってしまうため、硬度の低い天然水を活用するとよいと言われています。
コーヒーも豆本来の味と香りを楽しむものですから、水道水でいれるのと天然水とでは深みに違いが出てきますね。
また、お酒への利用も相性がバッチリです。ウイスキーや焼酎を天然水で水割りすると、味がとてもまろやかになりますよ。
赤ちゃんの調乳に
赤ちゃんのミルク作りに使う水も、お母さんとしては安全なものをチョイスしたいですよね。
赤ちゃんは大人に比べて内臓が未発達であるため、硬水を飲ませるとすぐにおなかを壊してしまう可能性があります。日本の天然水はそのほとんどが軟水で、清澄度も高いので安心して与えることができます。
大手飲料メーカーのサントリーが発表した調査結果では、ユーザーの用途がわかりやすく明記されています。
美容に天然水を使う
天然水は不純物が除去された状態で販売されているため、美容目的で利用することも可能です。最近では飲むことでのデトックス効果なども注目され、幅広い用途で活用する人も増えています。
天然水で洗顔!?
少しぜいたくな気もしますが、天然水で洗顔をすることで得られるメリットがあります。
ポイントは天然水の清澄度と硬度。敏感肌の方は水に含まれる不純物などでも肌荒れを起こしてしまうこともあり、特に水質にはこだわらなくてはいけません。
天然水のようにきれいで柔らかいお水を使用することで、そのような肌荒れのリスクを軽減することができるでしょう。
デトックス効果に期待
天然水は「便通の良好化」、「エネルギー燃焼のサポート」、「老廃物を排出しやすくする」などのデトックス効果が期待できます。適切な量の水分を身体に与えることは、代謝機能の活性化につながるということですね。
また、ダイエット中の方はミネラル分が不足しがちになるため、豊富な栄養素を含む天然水は最適であると言えます。
その中でもミネラル濃度が高い硬水は、ダイエットやスポーツ後の飲用水として向いています。
災害時の備蓄水にも
地震などの天災が起きたとき、水は必要不可欠なものです。先の東日本大震災が発生した際も、そのことが深く身に染みました。
そこで、通常飲用として使用する天然水の一部を災害時の備蓄水として確保しておくのもおすすめです。基本的に水は開栓しなければ品質が低下することはないため、蓄えておきやすいものです。
天然水は、未開封で平均12カ月ほどの賞味期限が設けられています。水道水は煮沸消毒して冷蔵保存したとしても、1週間ほどしか持たないと言われており、比較すると圧倒的に日持ちすることがわかりますね。
ウォーターサーバーを使っている人は、常に新しい水を保管できるので、より安心できるというメリットもあります。
おわりに
今回は飲用としてだけではない、天然水のユニークな活用方法を紹介しました。水は生活のあらゆる場面で使用するものですから、その用途は無数にあります。
この中で興味のある活用法が見つかった人はぜひ実践してみてくださいね。