アクティブドリンキングで、健康体になろう!
健康的な体を作るには、積極的な水分補給、アクティブドリンキングが非常に大切です。油断していると私たちの体は実はすぐに水分不足になります。どれくらいの量が体から奪われているのか?どうやって水分を補給すればよいのか?について見てみましょう。
アクティブドリンキングとは、喉が渇く前に意識して水を飲むこと
喉が渇いたから水を飲む。これは当たり前のことです。しかし実際には、喉が渇いている状態というのは体内にある水分の1%がなくなったことを知らせる合図で、その時はすでに私たちの体は脱水症状となっているのです。
私たちの体は利尿や排便などで水分を外に排出します。しかしそれだけではなく、皮膚や呼吸などから知らず知らずの内に大量の水分が奪われているのです。これを不感蒸せつと呼びます。
不感蒸せつによって蒸発していく汗は500ミリリットル以上とも言われ、とくに夏場はこれ以上の量が皮膚から奪われていきます。また呼吸からも350~500 ミリリットルの水分が外へと排出されます。さらに排尿や大便で1500ミリリットル程度の水分が失われ、合計をするとその量はなんと2500ミリリットルにもおよびます。
人が食事や体内合成で得られる水分は、約1300ミリリットルと言われています。上記に比べると、単純計算で1200ミリリットル不足しています。つまりこの分はすべてお水などで補給をしなくてはいけない、ということです。
喉が渇いてからではすでに遅いでしょう。少しでも汗をかいたな、しばらく水分補給をしていないな、と感じたら、小まめにお水を飲んでください。体内の水循環システムを活性化させ、脱水症状にならないために、非常に重要なことです。
利尿作用のある飲み物にはご注意を!
「普段の水分はコーヒーやお茶で取っているから大丈夫」とお考えの方がご注意ください。実は、カフェインを含んでいる飲み物というのには利尿作用があります。これの困る点は、飲んだ分がそのまま出て行ってしまうだけでなく、それ以上の水分も体外に排出してしまうという特徴です。
水分補給をしようとしたのに、逆に脱水症状を進行させてしまうことにもなりかねません。アルコールなども利尿効果が高いので注意が必要です。とくにお風呂上がりにビールを飲むというのはかなり危険です。発汗に加えて利尿ですから、体の中の水分が減り、水の体内循環に悪影響を及ぼすでしょう。
おわりに:水は最高の水分補給方法です
スポーツドリンクなども水分補給にはよいと言われていますが、実際には糖分がこう勝ったりすると呼吸に負担をかける倍があります。そのため少し薄めるくらいがよいとも言われています。
つまり水分補給が目的であれば水に勝るものはないということです。人の体にとって最も自然に処理できるものであり、健康的にもなれるお水。毎日1・2リットルを目安に、小まめなアクティブドリンキングを心がけましょう。