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天然水とRO水の賞味期限はどっちが長い?災害時の飲料水を考える

天然水とRO水の賞味期限はどっちが長い?災害時の飲料水を考える

近年、大規模な地震が立て続いている日本。災害時の備えはじゅうぶんすぎるほどしておかなくてはいけません。その中でも、もっとも大切なのは飲料水です。ウォーターサーバーも、災害時の備蓄水の役割を担うことで多くの注目を集めています。

今回は、ウォーターサーバーの選べる2種類のお水、「天然水」と「RO水」の賞味期限の違いについてピックアップしてみたいと思います。

天然水とRO水それぞれの特徴

水

天然水

ウォーターサーバーでは、全国の名水地と呼ばれる富士山や、南アルプス、大分県日田市などで採水されている水を提供しています。私たちが普段使用している水道水が、川の水などを原水としています。対して天然水は、はるか昔から降っている雨水が地層を通過して、自然とろ過された地下水です。天然のフィルターによってきれいに磨かれたお水は、水道水とは違い塩素消毒の必要がなく、少しの加熱処理(非加熱製法で処理されている水もある)だけで安全なお水を味わえます。

日本の天然水は、四大ミネラルと呼ばれる「カルシウム」、「マグネシウム」、「ナトリウム」、「カリウム」がバランスよく含まれていて、栄養面でもとても優れており、その上まろやかで甘みを感じられるという特徴があります。

RO水

RO水とは、逆浸透膜という特殊なフィルターを使い、水分子以外の不純物を徹底的にろ過したお水のことです。逆浸透膜の技術は、1950年代からアメリカで研究がスタートし、70年代には「逆浸透膜浄水システム」として確立されました。宇宙船内や長距離移動の豪華客船などで利用する飲み水などにも、この技術が応用されています。

RO水の1番の特徴は、何と言ってもその清澄度です。逆浸透膜フィルターは、一つひとつが0・0001ミクロンしかない極小の穴。例えれば、髪の毛の約1000万分の1の太さしか無いのです。それにより除去するのが困難な放射性物質、水銀、銅といった身体に有害なものを排除できるので、とても安全できれいなお水ができます。抵抗力が弱い赤ちゃんへの利用も人気で、RO水を使ったミルク作りはとてもオススメです。

ズバリ賞味期限が長いのはRO水!

RO水

万が一災害が起きた時のことを考えると、飲料水の賞味期限も当然気にしますよね。天然水とRO水の賞味期限には違いがあり、どちらが長いかというと答えはRO水です。

天然水は未開封で約6カ月、開封後はおよそ2週間ほど。対してRO水は未開封で約12カ月、開封後はおよそ1カ月が多く、天然水の約2倍の日数になっています。

この違いは、お水の中に含まれる物質量が大きく関係しています。元々お水は外気に触れることでどんどん品質が劣化してしまうものなのですが、水の中に含まれる物質量が多ければ多いほど、その劣化も進んでしまうと言われています。四大ミネラルを豊富に含んでいる天然水と、水分子以外のあらゆる物質を除去しているRO水では、RO水の方が物質の含有量が圧倒的に少ないため、お水自体の劣化も遅れるというわけです。

もちろん、天然水も未開封で6カ月と非常に長い期間の保存が可能ですが、RO水はより長期間の保存に耐えられるので、災害時の備蓄水としても計算しやすいでしょう。

ウォーターサーバーが災害時の備蓄水として向いている理由

ウォーターボトル

水道水の場合、煮沸消毒をして冷蔵保蔵をしたとしても、安全に飲めるのは1週間ほどと言われています。そう考えると、宅配式のウォーターサーバーのお水は6カ月~12カ月ですから、保存にとても適していることがわかりますよね。

実際に先の東日本大震災でも、ウォーターサーバーを導入していた家庭では、飲料水に比較的困らなかったというデータが出ています。最後に賞味期限以外の観点で、ウォーターサーバーが災害時の備蓄水に向いている理由を、ふたつご紹介したいと思います。

災害直後の確実な飲料水の確保ができる

大地震が来たという最悪の事態を想定した時、1番に気にしなくてはいけないのが飲料水のことです。過去の震災では、災害状況がひどい地域などで国の提供する給水車が3日ほど到着しなかったという例もあり、その間のお水の確保というのがとくに大切であることがあらためてわかりました。

大人の場合、1日に必要な飲料水(食事に使う水も含め)は最低3Lです。これを3日間家族分確保することを考えると、3L×3日×○人という量の水を確保しなくてはなりません。水道水のように賞味期限が短いお水を管理していくのは大変ですが、ウォーターサーバーのように賞味期限が長く、何リットルもまとまった量がまとめて届くというのは、管理する側としても楽ですよね。ウォーターサーバーを導入した際には、あらかじめどのくらいの水を備蓄に回すかまで考えられると理想的です。

電気が止まっていても使用できる

あまり知られていないことですが、最近のウォーターサーバーは電気が通っていなくても使用できます。もちろん、電気を使った温度調整などはできないので、常温での管理にはなりますが、コックをひねれば水が出てきます。さまざまなものが不足している中で、自由にお水を出したり止めたりできるというのは、非常に助かりますよね。

また電気さえ復旧してしまえば、ガスが使えなくても温水を利用できるため、とても便利です。

おわりに

日本は地震大国と表現されるほど、地震の多い国です。この場所に住んでいるわれわれにとっては、普段から万が一のために飲料水を確保しておくのは非常に大切なこと。ウォーターサーバーは、そのような不慮の事態にも役に立つ画期的なサービスです。あなたもこの機会にウォーターサーバーを検討してみませんか?

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