フレーバーウォーターの真実とは、水じゃない!?
みかんやレモン、りんごの味がするのに、透明でまるで水のような市販のフレーバーウォーター。
ジュースより甘すぎないし、さっぱりしていてとてもおいしいですよね。
しかしフレーバーウォーターは、純粋な水ではないことをご存じでしょうか。
「えっ!?フレーバーウォーターって水だよね?」と思っている方に、ぜひ知っていただきたいことをまとめてみました。
フレーバーウォーターには糖質が入っている!?
フレーバーウォーターは材料としてお水を使用しているだけ
水だと口さみしい、ジュースはカロリーが気になるなどの理由から、人気のあるフレーバーウォーター。
もしかしてお水だと思って飲んではいませんか?
そうだとしたらペットボトルのラベルをご覧ください。そこには「清涼飲料水」と書かれています。
ちなみに清涼飲料水とは「牛乳などの乳製品や乳酸菌飲料を除くアルコール1%未満の飲料」と、食品衛生法で定められています。
ミネラルを調整したミネラルウォーターなど一部のお水もこちらに分類されます。
そして原材料の欄に目を移してみると…。ナチュラルミネラルウォーターまたはミネラルウォーターとあります。
これはあくまで、ナチュラルミネラルウォーターを材料として使っているのであって、水ではないのです。
次にその下には糖質(果糖/砂糖)と書かれています。つまりフレーバーウォーターには糖分が含まれているのです。
栄養成分表示に注目
フレーバーウォーターに、糖質はいったいどのくらい含まれているのでしょう。その答えは栄養成分表示にあります。
栄養成分表示には、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物の記載が義務付けられているのです。これは国が定める「食品表示基準」がもとになっています。
清涼飲料水の栄養成分表示では、炭水化物を糖質+食物繊維の数値で記載されていることがほとんどです。炭水化物を抜くダイエットが糖質オフと呼ばれているのも納得ですね。
フレーバーウォーターには食物繊維にはほとんど含まれていません。ですからこの炭水化物が糖質の量だというわけです。
ちなみに炭水化物ではなく、糖質と食物繊維に分けて表示することも認められています。
あるフレーバーウォーターには、100mlあたり炭水化物が約4・3g入っています。555mlのペットボトルだと約24g。3gのスティックシュガーが、8本も入っていることになるなんて驚きですね。
そのほかにも香料・酸化防止剤などの食品添加物も含まれています。
水代わりに飲むのは要注意!
みなさんフレーバーウォーターを飲みたくなるのはどんなときですか?
のどが渇いている、スポーツ後やお風呂上がりなどさまざまだと思います。
「ジュースだとカロリーが気になるから水代わりに飲んでいる…」こんな人は要注意です!
たしかにフレーバーウォーターは、ジュースに比べると糖質は少ないですが、まったく含んでいないお水とは違います。
ジュースよりさっぱりしているからといって、水がわりに飲んでいては肥満や生活習慣病といったリスクを背負うことに。
1日に必要な糖質はどれくらい?
厚生労働省によると1日の糖質 (炭水化物)の必要摂取量は、総エネルギー摂取量の50~60%です。年齢や男女で変わってくるのであくまで目安ですが、成人女性の場合は1日の総エネルギー摂取量は1750kcal。
これを50%で計算すると875kcalです。糖質は1g=約4kcalなので計算すると、約218gが1日に必要な糖質の量になりますね。
お茶わん1杯のご飯が約150gですから、お昼と夜にお茶わん1杯のご飯を食べると軽く超えてしまいます。
これに糖質を含んだジュースや清涼飲料水などを水代わりに飲んでいると、あっという間に糖質の過剰摂取に……。
糖質を過剰摂取するとどうなるの?
甘いものは私たちにとっては、癒やしでもあります。適度な量なら何も問題はありません。
ですが過剰に取りすぎると、低血糖やカルシウム不足になることも。
- ・気分が落ち込む
- ・だるい
- ・記憶力の低下
- ・やる気が起きない
- ・肌荒れ
などの症状に思い当たったら、少し糖質を控えてみてくださいね。
やっぱり味が欲しい!そんなときは手作りフレーバーウォーター
それでも「やっぱり、味のないお水はイヤ!」という方もいらっしゃると思います。
そんなときはミネラルウォーターにフルーツを入れて手作りしてみてはいかがですか?
用意するものは、お好きなフルーツや野菜と容器だけ。水道水はカルキ臭が気になるので、ミネラルウォーターを使うのがオススメです。
透明でカラフルなフルーツや野菜が見える容器に入れると、かわいくて気分も弾みます。
美肌・むくみ・ダイエットにもいいとされているのもうれしいですね。
しかしフルーツにも糖質は含まれています。なるべく糖質の少ないフルーツを使うように心がけてくださいね。
おわりに
市販のフレーバーウォーターはお水と違い、ジュースなどと同じように糖質が含まれています。
お水の代わりに飲むのは、やはり健康のためには控えたほうがよさそうです。
しかし時にはリフレッシュしたり、お水では物足りなかったりと飲みたくなるもの。
数回に1回などとマイルールを決めて、お気に入りのフレーバーを楽しむのもありではないでしょうか?
どうしてもお水じゃ味気ないという方は、ご紹介した手作りのフレーバーウォーターをぜひ試してみてください。
飲みたいときにすぐ飲める、ウォーターサーバーの天然水やRO水なら吸収もよくてぴったりですよ!