今日から実践できる!家庭での電気代節約術5選
ウォーターサーバーを導入すれば、毎月700円ほどの電気代がかかることになります。少しでも節約をしたいと思っている人にとっては、割りと大きい額ではないでしょうか。最新のウォーターサーバーは、省エネモードなど電気代の削減をテーマにした製品も多く、世の節約への関心は日々高まっています。
今回は、ウォーターサーバーの導入をきっかけに考えておきたい家庭での節約術をご紹介したいと思います。
古い家電を見なおす
家電製品は、古いものと最新のものでは消費電力に大きく差が出てきます。とくに冷蔵庫や照明器具、テレビやエアコンなど、消費電力が大きい物に関しては買い替えによる省エネ効果が大きいと言われています。
冷蔵庫を例に取ってみると、資源エネルギー庁が公開したデータによれば、2003年度時点でおよそ600~680kWhだった冷蔵庫の年間消費電力量が、2013年度には200~220 kWhと3分の1程度まで減っていることがわかりました。
また最近ではだいぶ浸透してきた、発光ダイオード(LED)照明も大幅に電力を軽減できることで有名です。仮に4LDKの部屋の照明を従来の電球からLEDに変えると、年間で約713 kWhも節約ができるとのこと。
電気代にすると約1万8000円も安くなる計算になります。ウォーターサーバーでかかる電気代をカバーしても余りある金額です。
家電それぞれの節約術
エアコンの使い方を見なおす
節電においては、エアコンを上手に使うこともかなりのキーポイントになってきます。とくにこれから夏に向けては、エアコンが活躍する時期ですからよく考えて使用するようにしましょう。
まずは設定温度について。冷房の場合は設定温度を1℃でも上げるだけで、10%ほどの節電効果があります。暑い夏の場合ムリは禁物ですが、なるべく28℃以上に保つようにするとかなり電気代は変わってくると思います。
次に風量の設定についてです。エアコンのリモコンにはおおむね「弱風」、「強風」、「自動」などのスイッチがありますよね。この中で1番節電になるのは自動モードです。
自動モードというのは、部屋が涼しくなるまで強風でなるべく早めに冷やし、その後弱風に移行していくという動きをしてくれます。これを自分自身でその都度いじっていると、結果的に電気代は高くなってしまうのです。
また節電のためと思ってエアコンのスイッチを切ったり入れたりを繰り返すのも、大幅に電力を消費してしまうので、気を付けましょう。
テレビの使い方を見なおす
テレビも大きく電気代を節約できる家電のひとつです。見ていないときに電源をこまめに切ることはもちろん、画面の明るさなども一度気にしてみましょう。
テレビの明るさを最大レベルから中レベルくらいまで落とすと、液晶テレビで年間約17kWh、プラズマテレビなら年間およそ57kWhの節電に。500円~1500円くらいは違ってくるため、大切なポイントになります。
仕事や学校に行く前など、長時間家を空ける場合はテレビ本体の電源を落とすとより節約ができます。旅行などで長期間使用しないことがわかっている場合は、電源プラグをコンセントから抜くのがもっとも電力を消費しません。
冷蔵庫の使い方を見なおす
冷蔵庫も使い方を見なおすだけでかなりの節電効果が期待できます。もっとも簡単にできる対策として、設定温度の調整だと思います。季節によって適切に設定温度を変えてあげるようにしてください。
「強」設定はどの冷蔵庫を使っていたとしても強すぎる場合があります。温度設定を確認の上、真夏でも冷蔵庫・冷凍庫ともに「中」設定くらいに落としてみましょう。
冬は物が腐りにくい季節なので、どちらも「弱」に設定することが可能ですね。設定温度は臨機応変に変えていく必要があります。
置き場所にも注意してください。冷蔵庫が壁や棚などとくっつきすぎてしまっていて、後方や側面にスキマがない場合は、放熱がうまくいかずより電気を消費してしまいます。設置場所の違いで年間1000円ほど変わる例もあるとのことです。
トイレの使い方を見なおす
現代のトイレは温水洗浄や暖房便座などが完備され、本当に快適な空間になりました。しかし快適な空間であるということは、その分電力を使っているということなのです。
基本的に節約できるポイントとしては、便座の温度と温水の温度を下げること。冬などの寒い時期には、ついつい「強」にしてしまいがちですが、「中」に下げるだけでもまったく違います。節電モードがある場合は積極的に使用するようにして、うまく季節で調節していきましょう。
暖房便座の場合は、使用時以外にフタをしめておくだけでも約10%の節電になるそうです。フタが開きっ放しだとそれだけ放熱が進んでしまい、余計な電力がかかってしまうためですね。
ウォーターサーバーでも電気代を節約しよう!
各家電の電気代についてご紹介してきましたが、肝心のウォーターサーバー自体も節電が可能です。ご利用の際は以下の点に注意してみてください。
ウォーターサーバーの設置場所を一工夫
ウォーターサーバーを置く場所でも電気代は変わってきます。お料理の際に使い勝手のいいキッチンや、家族みんなで使いやすいリビングなど、置きたい場所はある程度決まっていると思いますが、その時に気を付けたいのが温度差があまりない場所というポイントです。
ウォーターサーバーは冷水と温水を同時に管理している電化製品なので、直射日光による温度の高騰やエアコンの風による温度の低下に対し、影響を受けやすいです。サーバー内のお水を一定の温度に保とうとすることで、余計に電気代を消費してしまいますので気を付けましょう。
温水の設定温度を調節する
ウォーターサーバーの電気代を抑えるには、お水の温度管理も重要事項のひとつです。一番いい方法は、冷水の温度を極力高めにし、温水は低めに抑えておくのが1番電気代を消費しません。
とくに温水を一定の温度に保つ方が電気代はかかります。考え方としては、先述したエアコンやトイレの設定温度とまったく同じことで、温かさを維持しようとして電力を大量に消費してしまうという現象が起こります。
近頃のサーバーは設定温度を手動で変えられるものがほとんどなので、細かく調整していくのが望ましいです。
おわりに
いかがでしたか?今回はウォーターサーバーを導入するにあたって、同時に見直しておきたい家電製品の節約術をご紹介してきました。取り上げたのは、どれもメイン家電と言えるもので、消費電力の大きい家電になります。
まずはウォーターサーバーの使用を含め基本的な部分の電力を見直し、電気代を効果的に抑えるようにしてみてください。