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乾燥の季節!加湿器にはどんな水を使ったらいい?

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日本は年間降水量が約1800ミリメートルと大変水に恵まれた多雨地域と言えます。

日本の水道の取水源は、河川からの水が約43%、ダムからの水が役24%、深井戸からの水が約15%、伏流水からの水が約7%、そして浅井戸からの水が約7%となっています。ここから、浄水場を経由して各家庭に水が運ばれるわけです。

水道管をわたって建物に届いた水は、使用用途や給水高さ、所要水量や維持管理等に応じて給水方法が変わってきます。ここでは、代表的な給水方式である「直結給水方式」と「貯水槽水道方式」について解説していきましょう。

1.直結給水方式

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「直結給水方式」は、さらに細かく分類すると「直圧直結給水方式」と「増圧直結給水方式」のふたつに分けられます。

「直圧直結給水方式」は水道管の圧力のみで給水を行う方式です。一般的には3階建てまでの建物までですが、地域や条件によっては5階建てまで給水可能です。

市区町村によっては、同時使用水量が所定の数量(たとえば300リットル)以下であること、最上階の蛇口の位置が、水道管から15メートル以下の高さであること等の条件が定められている場合もあります。

しかしながら高層の建物に対しても「直圧直結給水方式」を可能にした「特例直圧直結給水方式」という方法もあります。

一方「増圧直結給水方式」は水圧に加えて加圧ポンプで水圧を高めて給水する方式です。4階から6階以上のフロアに水道管の水圧のみで給水できない場合に選択します。条件によって異なりますが、10階から15階建てまでの建物に対応可能です。

「直圧直結給水方式」のメリットは、配水管の水が直接蛇口まで供給されるため水が新鮮です。そして貯水槽のスペースが不要なため敷地を有効活用できるのと、配水管の圧力を利用するため省エネになります。

一方デメリットは、災害・緊急時等に断水になった場合、すぐに給水されなくなってしまいます。

2.貯水槽水道方式

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「貯水槽水道方式」とは、配水管からの水を貯水槽にためてからポンプで加圧して給水する方式です。病院、学校、ホテル、工場、大型飲食店など一度に大量の水を必要とする施設や、災害や緊急時に供給を必要とする施設は、貯水槽方式にしなければなりません。建物の屋上に貯水槽を設置するなど仕様はさまざまです。

「貯水槽水道方式」のメリットとしては、貯水槽の規模を大きくすることにより、建物の規模を大きくすることが可能です。それに加え、断水した時でも貯水槽にためられた水を使用できます。

一方、貯水槽が不衛生な場合、安全な水が供給されない恐れがあります。設置者による定期点検・清掃等が必要であるため、それに伴う維持管理費がかかるのと、貯水槽には寿命があり通常20年から25年程度で取り換えが必要となるため、ランニングコストはかなり高いです。

プラスして、貯水槽を設置するスペースが必要になるのもネックに。貯水槽は大小さまさまありますが、平均的には駐車場3台分ものスペースを要します。配水管の水圧を利用せずにポンプを使用するため、省エネではありません。

上記のような事情から、東京都水道局では貯水槽水道方式から直結給水方式への切り替えを促進しています。

おわりに

普段当たり前のように口にしている飲料水も、建物によって各部屋に届くまでの過程は大きく異なります。自分や家族の身体を形作っている大事な水だからこそ、どのように自分の口に届いているのかを知ることは勉強になりますね。

これから引っ越しをしてお住まいを探される際には、その建物か直結給水方式か貯水槽水道方式なのかについて確認してみるのもいいでしょう。

<参考サイト>

給水方式について|東京都水道局

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