ハミングウォーター・flows(フローズ)
天然水ウォーターサーバーの中でもトップクラスの人気を誇るコスモウォーターの運営会社、コスモライフから新たに登場したのが、浄水型サーバーの「ハミングウォーター」です。
水道水をタンクに入れるだけで、中のフィルターによってきれいでおいしい水に浄水されるしくみのこのサーバーは、宅配水のようにボトルを交換したり保管・処分したりする手間がかからないことから、ノンストレスで使えるウォーターサーバーとして注目を集めています。
今回はハミングウォーターを実際に使ってみた使用感や機能の詳細などを徹底解説していきます。
flows(フローズ)のデザイン特徴
フローズのデザインは、見た通りとてもシンプルですっきりとした設計になっています。横幅がわずか26cmしか無いため、コンパクトで圧迫感を感じません。
レバー式ではなくボタン式なところや、給水口が一つだけになっているところがよりスタイリッシュさを際立たせています。
また、日本人女性の平均身長に合わせた高さに給水口がくるように設計されているそうなので、腰をかがめることなく楽な姿勢で給水することができるのもポイントです。
給水タンク
水道水を注ぐ給水タンク部分です。ここに直接水道水を注ぎます。
タンクは取り外して洗うことができます。給水口が広いので、とても洗いやすくお手入れも簡単です。
操作パネル
操作はボタン式のシンプルでわかりやすい表示になっています。
扉
フィルターをセットする際にあける扉には、ロックレバーが取り付けられているので、小さいお子さまがいるご家庭でもいたずらされにくい構造になっています。
出水口
すべての温度の水が一つの出水口から出るので、操作に迷うこと無く直感的に使うことができるよう設計されています。
水受けトレイ
水受けトレイは、コンパクトサイズとワイドサイズの2タイプを利用シーンに合わせて付け替えることができます。
普段使いにはコンパクトサイズで問題ありませんが、例えば水筒やお鍋などに注ぐ時は、ワイドサイズにすることで置いたまま給水することが可能です。
flows(フローズ)のフィルターセット方法
フローズを使用するには、「マイクロフィルター」と「ウルトラフィルター」の2種類のフィルターを自分で取り付ける必要があります。
実際にセットしてみました。
1. サーバー下部の扉を開け、中に入っているフィルターのキャップを外したら、差込口を前に引き上げます。
2. フィルターの先端を少し差し込んだら、右にひねりながら「止」が正面にくるように接続します。
3. ホルダーにはまるように押し込みます。
これを2本ともセットできたら完了です。取り付けが不十分だと水漏れが発生する原因になるので注意しましょう。
flows(フローズ)の使用方法
ウォーターサーバーの配送時に給水タンクが浮いてしまうことがあるようなので、まずはしっかり押し込みます。
給水タンクのふたを開けて、お水をタンクの8割程度まで入れます。
電源を入れたら、給水タンクから内部のタンクに水が入り始めるので、中の水が設定温度に達したら利用可能です。
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時間
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常温水
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約10分後 |
温水
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約30分後 |
冷水
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約60分後 |
給水は、タンクの水位が下がることでモーター音が停止し、常温水ボタンのランプが点滅するので、そのタイミングで水を注ぎ足します。
flows(フローズ)の機能
冷水・常温水機能
冷水と常温水を出すには、それぞれのボタンを1回押すことで給水できます。
止める時はもう一度ボタンを押せば止まりますが、1分間出し続けると自動的に止まります。
温水機能
温水機能には、デフォルトの設定ではロックがかかっています。
ロックボタンを3秒間長押しすると「ピッ」と音が鳴ってロックランプが消灯し、温水ランプが点灯するので、温水ボタンを1回押すと給水できます。
冷水・常温水と同様、1分間出し続けると自動的に止まります。
ロックボタンを1回押すことで再度ロックをかけられますが、30秒間放置すると自動的にロックがかかるので、いちいちかけ直すのが面倒な方は放置しても大丈夫です。
加熱機能
加熱機能は、温水の温度を最大95度まで再加熱する機能です。カップラーメンやインスタント食品などを作る時に重宝します。
まず、ロックボタンを1回押して完全ロックをかけます。次に温水ボタンを3秒間長押しするとランプが点滅するので、消灯して「ピピピピッ」と音が鳴ったら再加熱完了です。
再加熱完了時は完全ロック状態なので、ロックボタンを3秒間長押ししてロックを解除してから、通常の温水機能と同じ方法で給水します。
ちなみに、再加熱中に他のボタンを押すと加熱が中止されてしまい、続けたい場合はもう一度操作をやり直す必要があるので注意しましょう。
チャイルドロック機能
フローズにはチャイルドロックに3つのモードがあるため、家族構成や利用シーンによって使い分けることができます。
それぞれのモードの特徴はこちらです。
温水ロック
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温水のみにかけるロック |
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完全ロック
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温水・常温水・冷水のすべてにかけるロック |
ロックフリー
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温水・常温水・冷水のすべてロック解除のまま使用する |
どの水も給水ボタンを押すと再度ボタンを押して止めなければ1分間出水され続けてしまいます。小さいお子さまがいるご家庭の場合、温水ロックだけでなく完全ロックをかけることが望ましいです。
逆に、オフィスや一人暮らしなどの大人だけが使う環境ではいちいちロック解除をするのがわずらわしいかと思うので、ロックフリーが使いやすいと思います。
エコモード
エコモードは夜間や日中の外出している時間など、使用しない時間帯に温水機能を一時的に停止して消費電力を抑えます。上手に使うと、月の電気代が475円前後にまで節約できるようです。
エコモードを稼働するには、ECOボタンを3秒間長押しします。約6時間後に自動で解除され、約30分後に温水が使用できるようになります。
作動中は温水の加熱が止まるので、冷水・常温水は通常通り使用できますが、温水は使用できません。途中で温水を使用したいと思った時は、ECOボタンを1回押してエコモードを解除し、約30分後から使用可能になります。
停電時にも使える非常用電源ユニット
通常、ボタン式のウォーターサーバーは停電時に使用することはできません。ただし、フローズは有料オプションの非常用電源ユニット(販売価格:1,600円)を使うことで、浄水された常温水を使用できます。
使い方は電池をセットした非常用電源ユニットをサーバーの裏面にあるUSBポートに接続するだけです。
水道直結型サーバーや電気式の宅配水サーバーは停電すると使用すること自体できなくなってしまいますが、フローズであれば万が一の時も浄水された安全な水を使用することができるので安心です。
flows(フローズ)の気になったポイント
タンクに水道水を注ぐだけであとは簡単に操作できるフローズですが、最初のフィルターの取り付けの際にかなりの力が必要なことが気になりました。
4ヶ月に一度の作業なのでそれほど負担になることではありませんが、力の弱い人は少し大変に思うかもしれません。
flows(フローズ)を使用してみて
ハミングウォーターは導入までの手軽さが魅力の一つです。最近流行りの水道直結型サーバーは、水道管に分岐器具を取り付けるための工事が必要ですし、メーカーによっては数ヶ月に一度の訪問メンテナンスもあります。工事のために予定をあけたり、家に人が立ち入るのを億劫に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
また、宅配水サーバーは定期的に配送されるボトルの受け取りや保管もしくは処分の手間がかかり、水を使用すればするほど費用が発生してしまいます。
対してハミングウォーターは、自分でフィルターをセットして電源を入れるだけで準備が完了しますし、その後は水道水を給水するだけです。水は使用するほどお得なので、お財布への負担も少なくて済みます。
なんの手間もなく使用できることは導入までのハードルが下がりますし、費用面で負担が少ないのは長く使い続けられる理由にも直結しますよね。
フローズの使用感も、とてもシンプルで使いやすいと感じました。難しい操作は無く、チャイルドロックのモードも切り替えられるので、小さいお子さまがいるご家庭から一人暮らし、オフィスなど、さまざまなニーズに合った使い方ができると思います。
また、非常用電源ユニットさえあれば停電時も安全なお水を使うことができるので、万が一の時にも心強いサーバーです。
flows(フローズ)の画像一覧
※クリックで拡大できます
flows(フローズ)の仕様
カラー | ホワイト | |
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サイズ | 高さ120cm × 幅26cm ×奥行き37cm | |
重量 | 約20kg | |
水温・湯温 | 冷水:6~10℃ / 常温水 / 温水:80~90℃(再加熱:最大95℃) | |
タンク容量 | 冷水タンク:1.5L / 常温水:1.1L / 温水タンク:1.3L | |
1ヶ月の電気代 | 約475円~ | |
機能 | 常温出水 | ◯ |
万能取水スぺース | ◯ | |
停電時の出水 | ◯(有料オプション) | |
加熱機能 | ◯※95°C前後 | |
UV機能 | ◯ | |
チャイルドロック | ◯ |