屋久島と言えば、雄大な自然が古くから残されていることで有名な鹿児島県の島です。樹齢の長い木々や珍しい植物など見どころの多い屋久島ですが、屋久島宮之浦流水と呼ばれている名水も屋久島の見どころのひとつです。
ここでは、屋久島宮之浦流水の特徴や味わいなどについて紹介していきます。
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名水の由来
屋久島宮之浦岳流水の水は、古くから地域住民に共同利用されてきました。利用者がそれぞれ自己責任の下、水質保全の合意形成を図るというルールが決められ、ひとりひとりが水質保全活動に努めたとされています。
その影響もあり、屋久島宮之浦岳流水の水は水量・水質ともに良好な状態を長い期間保つことができています。一時は、「屋久島登山には水筒が要らない」とまで言われていました。しかし、山岳部への観光客が増加傾向にあるため、人為的な汚染が懸念されています。
屋久島憲章の条文には、「わたくしたちは島づくりの指標として、いつでもどこでもおいしい水が飲め、人々が感動を得られるような、水環境の保全と創造に努め、そのことによって屋久島の価値を問いつづけます」と定められています。この条文で、観光客や地域住民に対して環境保全の重要性を呼びかけています。
ミネラル含有量と味わい
屋久島宮之浦岳流水の具体的な硬度は明らかにされていませんが、比較的硬度の低い軟水にあたるとされています。有機物を全く含んでいないことが特徴であり、舌に柔らかい味わいです。
水量は1年中豊富であり、水温は約14〜25度です。季節によって水温にムラがあるため、水を美味しく頂くには季節を選ぶこともポイントです。
採水地周辺の観光地
採水地周辺の有名な観光スポットとしては、大川の滝を挙げることができます。大川の滝は時折ヤクシカが出没するスポットであり、間近で大迫力の滝を見られます。
採水地から約20m離れたところには、猿やシカが時折現れるヤクスギランドがあります。ヤクスギランドには複数のコースが整備されており、小コースであれば小さな子どもでも完走することができます。
採水地から10km離れると、屋久島の自然素材を活かした料理を提供する飲食店が点在しています。トビウオの唐揚げ、ポンカンやタンカンを使ったお菓子などが人気の高いグルメです。
屋久島宮之浦岳流水の口コミ
https://twitter.com/kate_sancha/status/494034882603933696
全国でも珍しい昔ながらの手造り甕仕込みの芋焼酎。豊かな香りと芳醇な味わいが特徴です。旅の疲れはこれで吹っ飛びますね。
https://twitter.com/Canon_mj/status/624685572754415616
流水が何年、何十年もかけて削り、丸くなっていった岩の数々。静かな時間の流れと壮大な歴史を感じます。
屋久島宮之浦岳流水の風景
逃跑。
出典:FLICKR
美しく映える緑色は、キレイな水たちが育んできた我が子も同然。共存という気持ちを忘れずに、人間もその中にちょっぴりお邪魔させてもらいましょう。
アクセスマップ
どこで購入できる?
屋久島宮之浦岳流水の水は、インターネット通販では販売がされていません。現地ではペットボトル「屋久島 縄文水」が販売されており、現地に赴けば湧水に関しては飲用することが可能です。
一部のウォーターサーバー用の水としても、屋久島宮之浦岳流水の水は使用されています。
おわりに
ここまで、鹿児島県の名水である屋久島宮之浦岳流水について紹介してきました。現在でも雄大な自然が残っている屋久島には、今回紹介した以外にもさまざまな見どころや魅力があります。興味を持った方は、屋久島旅行を計画してみましょう。
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