熊本県には白川という一級河川が流れています。この河川の下流は市街地を流れていますが、源流を流れる水は名水として知られており、現在でも飲用することができるほど綺麗な水質が保たれています。
ここでは、この白川水源の水の特徴や歴史などについて紹介していきます。
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どこで採水されている?
白川水源は熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあります。水源の付近には杉の木が立ち並んでおり、綺麗な水が豊富に流れていることから、採水地は多くの自然に囲まれています。
また、ウォーターサーバー会社のプレミアムウォーターの採水地としても有名です。
※参考:ウォーターサーバー研究室|プレミアムウォーターの口コミ・評判
南阿蘇村はカルデラの恩恵を受けて他にも多くの湧水が溢れていますが、その中でも特に水質が良いとされているのがこの白川水源を流れている水です。白川水源の水はその水質の良さから、1985年に名水百選に選ばれました。
白川水源から一番近い鉄道の駅は、南阿蘇鉄道の阿蘇白川駅です。阿蘇白川駅を下車し、北東方向へ約10分歩けば辿り着くことができます。鉄道を利用しない場合には自動車道の熊本ICを降り、国道57号線を阿蘇方面に向かいます。立野の大橋を渡った後に国道325号線に合流し、真っ直ぐ進んでいけば観光サインを見つけることができます。
名水の由来
採水地の付近には、吉見神社という神社が建てられています。この神社は古くから建てられていましたが、元禄時代に当時の藩主であった細川綱利公が参拝しており、「当社には余が領地、養田の源神にて、その水恩広大なり、速やかに正殿を修造せよ」と郡代に命じました。そして郡代は修理費を給わり、吉見神社を修造したという歴史があります。この吉見神社は白川水源の守り神として認識されており、南阿蘇村自然環境保全地帯として保全されています。
現在では水源管理組合や地元の保存会によって、定期的に清掃活動などが実施されています。その影響で白川水源を流れる水の水質はいまだに良好な状態を保っており、県内外からこの名水を求めて多くの観光客が毎年訪れています。
ミネラル含有量と味わい
白川水源の水の平均硬度は、1リットルあたり約72〜97mgとされています。日本の名水としては比較的硬度が高いため飲みごたえがあり、水温は1年を通して14度と飲用に適しています。
この名水は水量が多いことでも有名であり、毎分約60トンもの水量を誇っています。1日にすると水量は約86,000立方メートルにもおよび、古くから枯渇しない水源として重宝されてきました。
採水地周辺の観光地
白川水源の半径5km以内は目立った観光スポットが存在していないため、この付近を訪れるほとんどの観光者が、採水することを目的としています。しかし、水源付近には多くの自然が残されており、吉見神社もあるため、採水地自体がひとつの観光スポットとなっています。
採水地から7kmほど離れると、広大な草原が広がっている草千里ヶ浜があります。草千里ヶ浜は南阿蘇村の王道スポットであり、放牧場がのんびりと草を食べている光景などを楽しむことができます。
白川水源の口コミ
白川水源(無加工) pic.twitter.com/npgw8eFI9L
— JIN' (@JumpinFuckFlash) December 1, 2015
白川水源のお食事処、水源茶屋。熊本のお袋の味、だご汁が楽しめます。
白川水源の風景
水源。まさに水が湧いている。
出典:FLICKR
さほど大きくもなく浅めの白川水源ですが、絶え間なく水が湧き出ています。
【白川水源】
日本有所謂的『名水百選』,就像『列車路線百選』一樣,就是前一百名最棒的水質。白川水源是一級河川『白川』的源頭,每分鐘自地底湧出六十噸的水,水質甘醇可生飲。
數百年來,清徹的泉水,仍然為肥後平野地區居民提供主要飲用水及農田灌溉用水。泉水來自山澗、小溪奔流而下,匯聚成泉,積存量以每分鐘計高達60噸,水質優良。古時候的熊本縣一帶便叫作白川縣,反映白川水源的重要性。
時至今日,白川水源旁邊仍無任何遮擋或保護,遊人內進也非常自律,各自拿起放在泉邊的水瓢即場取水飲用,更備有漏斗以便遊人用塑膠水瓶盛水帶走。白川泉水甘洌清涼,用來沏茶,味道特佳。
遊白川水源不用支付入場費,但要繳交「環境保全協力金」作為環保開資。在白川水源旁邊的吉見神社,供奉龍國大明神王及女神,當然,也附帶連串神話,如喝了泉水會百毒不侵長生不老等傳說,增加遊人對水源的敬畏與幻想。
據說日本的名水百選之中,熊本縣就佔了四個,阿蘇屬於熊本縣,而位在阿蘇裡的白川鄉就有二個名水。由於阿蘇火山噴發造成地質變動的關係,才會形成這麼多個水源地。
這一帶雖然較僻遠,但許多遊客為了一嘗純淨的泉水不遠千里而來。位於阿蘇火山南方的白川水源,政府將其劃分了可直接飲用、不需經過煮沸的區域,遊客可直接在山間取用解渴,聽說有美顏、抗衰老的功效喔!所以每天都有不少愛美的九州少女來取水。白川水源
地址﹕熊本縣阿蘇郡白水村白川
環保費﹕每位100日圓(約6.5港元)
交通﹕JR豐肥本線至「立野站」轉乘南阿蘇鐵道至「阿蘇白川站」下車徒步10分鐘 。
出典:FLICKR
なんとも言えない自然のグラデーションは見惚れてしまいますね。
日本環境廳名水百選的有名的場所。此水源每分鐘湧出60噸常溫14度的水,形成流過熊本市中心的白川的水源. 水質清澈, 冰涼, 喝起來很甘甜, 水源的水可以自由帶回,一堆人帶的大大小小的瓶子罐子, 要把名水帶回家, 還有銷售經過加熱處理後的水附近的攤位上,有賣裝回去用的塑膠瓶(150日元)
出典:FLICKR
湧き出る水と、様々な緑でできあがる自然のアート作品。
恐ろしく透明な白川水源。心も澄み切っていきそうです。
キレイな水辺に集まる妖精が子供には見えるのかもしれませんね。
アクセスマップ
どこで購入できる?
白川水源の水は水質が良好であるため、現地に向かえば現在でも飲用することができます。ペットボトルなどの容器を持参すれば持ち帰ることも可能であり、現地ではペットボトル「名水 白川水源」が販売されています。
白川水源の水はインターネット通販などでも購入することが可能です。名水の中でも特に商品数が多いことが特徴であり、さまざまなサイズのペットボトルや量の水を購入することができます。
また、お酒の仕込み水としてもこの名水は使用されており、白川水源の水を使用したお酒やコーヒーなども販売されています。
おわりに
ここまで、熊本県の名水である白川水源の水について紹介してきました。白川水源の水は名水の中でも比較的手に入れることが容易であり、熊本から離れていてもインターネット通販を利用すれば購入することができます。興味を持った方は、販売されているサイトなどを一度覗いてみましょう。
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