フレシャス・Slat+cafe(スラット+カフェ)
2019年秋にフレシャスから新たに登場した「Slat+cafe(スラット+カフェ)」。グッドデザイン賞とキッズデザイン賞を受賞している人気モデルの「Slat(スラット)」にカフェ機能が搭載された、1台で2役のウォーターサーバーです。
今回はこのスラット+カフェを実際に使ってみた使用感や、気になったポイントなどをご紹介します!
Slat+cafe(スラット+カフェ)のデザイン
スラット+カフェの外観は既存のウォーターサーバーであるスラットとまったく同じです。
従来のサーバーは光沢のある質感が主流ですが、スラットはマットな質感がめずらしいですよね。装飾が無くシンプルだからこそ高級感のある印象を受けます。
操作パネル部分
操作パネルは中央にあるボタンが天然水の給水ボタン、右側が各機能のボタン、左側がカフェ機能の操作ボタンです。
出水口部分
中央に天然水の給水口、左側にはカフェ機能の注水口が付いています。
トレイ部分
トレイ部分はコップや小さめの鍋を置くには十分なスペースがあります。腰をかがめずに楽な姿勢で給水できる高さにデザインされている点を含め、グッドデザイン賞を受賞しているのにもうなずけます。
またドリップトレイは取り外しが可能です。給水機能のみのサーバーと違い、スラット+カフェはコーヒー抽出時にトレイに水が排水されます。
お水が溜まるとフロート(※◯印)が浮いてくるので、これを目安に定期的に排水する必要があります。
Slat+cafe(スラット+カフェ)のボトルセット
スラット同様、スラット+カフェのボトル設置はサーバー下部にあります。ボトルを上まで持ち上げる必要が無いので、女性でも簡単に設置できます。
実はスラットを使っているユーザーへのアンケートで、「デザインの良さ」についで第二位に挙げられているのが「ボトルの大きさ」。従来のサーバーに多い12Lよりも軽量の9.3Lなので、より負担が軽減されています。
ドア横にはドアレバーが付いています。単純に開けられる仕様では無いので、小さいお子さんがいるご家庭でもいたずら防止に役立つと思います。
またドアが開いている間は「ピー、ピー」とアラーム音が鳴ります。閉め忘れ防止のためのものではありますが、万が一目を離した隙にお子さんに開けられてしまったとしても、すぐに気づけますね。
飲み終わったボトルは、そのまま取り外したら潰して処分できます。
Slat+cafe(スラット+カフェ)の使用方法:給水機能
では実際にスラット+カフェを使ってみた使用感をご紹介します。
まずはSlatと同様の機能となりますが、給水機能の仕様です。
常温水・冷水機能
天然水の給水機能は、中央にあるボタンで操作します。
常温水→NORMALボタン、冷水→COLDボタンを押し続けると出水されて、離すと止まります。
温水機能
温水を出すには、チャイルドロックの解除が必要です。
ロックボタンを2秒間長押しするとUNLOCKランプが点灯するので、HOTボタンを押し続けることで出水、離すと止まります。
チャイルドロックはロック解除後に10秒経過後、またはUNLOCKボタンを再度押すことでランプが消灯し、ロック状態になります。自動でロックがかかるので、掛け忘れの心配がありません。
常温水・冷水チャイルドロック
必要に応じて、温水と同じように常温水と冷水にもチャイルドロックをかけられます。
設定する場合は、ロックボタンを長押ししたまま、ランプ点灯後にNORMALボタンもしくはCOLDボタンを2秒間長押しします。UNLOCKボタンが3回点滅したら完了です。
給水する際は、ロックボタンとNORMALボタンもしくはCOLDボタンを同時に2秒間長押しすると解除されます。
再加熱機能
再加熱機能は、温水をさらに加熱して最大90℃まで上げる機能です。カップラーメンなどインスタント食品を作る時に活躍します。
操作方法は、操作パネルの右側にあるREHEATボタンを3秒間長押しするとアラームが鳴ってランプが点滅し、加熱が開始されます。3~4分程度でまたアラームが鳴り、REHEATボタンが点灯したら加熱完了です。
省エネ機能
ECOモード
ECOモードは、温水の温度を70~75℃に下げることで消費電力を抑える機能です。使わない時間帯に設定することで、電気代の節約になります。
またこの70~75℃の温水は、調乳に最適な温度とされています。赤ちゃんのミルクのためにとウォーターサーバーを導入するご家庭も増えていますが、結局、温水を人肌まで冷ます手間はかかります。
スラット+カフェならECOモードを活用することですぐにミルクを作ってあげられるので、ママさんの負担軽減にも繋がりますね。
SLEEPモード
SLEEPモードは、センサーが部屋の暗さを感知して、自動で温水の加熱を止めて消費電力を抑える機能です。
SLEEPモードを設定するには、背面のSLEEPスイッチをONにしてHOTランプがオレンジ色に点灯したら完了です。SLEEPモード稼働中はHOTランプが緑色に変わります。
SLEEPモードは、壁際にサーバーを設置していると、スイッチを入れる際に場合によってはサーバーを動かさなければならないかと思うので、消費電力を抑えたい方は随時ONにしておくのが便利だと思います。
クリーン機能
スラット+カフェには、オートピュアキープシステムとフレッシュモードの2種類のクリーン機能が搭載されています。
オートピュアキープシステム
オートピュアキープシステムは、5日間(120時間)ごとに自動で温水を循環させてサーバー内を清潔に保つ機能です。
とくに設定をする必要はなく、電源プラグを入れてから5日後に自動でFRESHボタンが点灯して稼働し、3分程度で終了します。作動中は操作パネルを使えないので気をつけましょう。
フレッシュモード
フレッシュモードは30日(720時間)ごとに自動で温水をタンクと配管内に循環させて、サーバー内の雑菌を殺菌する機能です。
こちらもとくに設定は不要で、電源プラグを入れてから30日ごとに自動でFRESH機能が点灯して稼働し、100分程度で終了します。オートピュアキープシステムよりも念入りなクリーン機能といった感じですね。この機能も、作動中は操作パネルを使えません。
Slat+cafe(スラット+カフェ)の使用方法:カフェ機能
スラット+カフェのメイン機能である、カフェ機能の使用方法です。
専用のUCCドリップポッドでコーヒーはもちろん、紅茶や緑茶も淹れられます。また市販のコーヒー豆でもOKです。
今回は専用ドリップポッドでコーヒーを淹れてみました。
ハンドドリップでコーヒーを淹れるにはお湯を沸かしたりコーヒーの準備をしたりと手間が多く、ドリップをする時間もかかってしまいます。
時間のある時ならともかく、朝の忙しい時間帯に時間を掛けてコーヒーを淹れる暇はありませんよね。スラット+カフェなら手間も少なく短時間で完了するので、時間が無い時でもさっと作れます。
Slat+cafe(スラット+カフェ)の気になったポイント
1台で天然水もコーヒーもどちらの機能も使えるという点はとても便利ですが、やはり給水機能のみのウォーターサーバーよりは汚れやすくなるので、掃除の頻度も多くする必要がありそうです。マット素材だから余計にかもしれませんが、ブラックだとホコリが目立つのと、ボタン部分の指紋が残りやすいのも気になりました。
またカフェ機能を使わない時でもドリップポッドを付けたままにすると、給水口がかなり狭くなってしまいます。面倒でも使わないときは取り外して使った方が良さそうです。
もう一点、コップやお鍋などをトレイに置いたまま給水できるのは便利な反面、水滴が跳ねやすいのでお湯を使うときは注意が必要です。
Slat+cafe(スラット+カフェ)を使用してみて
スラット+カフェを実際に使ってみて、オススメと感じたのは以下の人です。
- ・ウォーターサーバーの導入を考えていて、コーヒーをよく飲む人
- ・ドリップコーヒーが好きでも淹れるのを面倒に感じていた人
- ・細かい家電を置くスペースが限られている人
- ・おしゃれなウォーターサーバーを置きたい人
- ・冷水・温水以外にも高温水や常温水を使いたい人
- ・ウォーターサーバーを置きたいけど電気代が気になる人
そもそも給水機能のみのオリジナルモデル「スラット」自体が、機能性の高さやボトル交換の手軽さ、デザイン性で人気が高いサーバーです。そこにカフェ機能まで搭載されたともなれば、スラット+カフェにおのずと人気が集まるのも納得ですね。
スラット+カフェは、給水機能とカフェ機能を兼ね備えているので、コーヒーメーカーやドリッパー、電気ポットなどを置く必要が無くなります。省スペースで使えるので、置き場所が少ない方でも導入しやすいと思います。
また「コーヒーが飲みたいけど淹れるのが面倒で結局飲まない」なんて経験がある方も少なくないと思いますが、淹れるための作業も少なく片付けも簡単なので、最低限の手間で本格コーヒーを楽しめるのは嬉しいポイントですよね。
天然水サーバーでカフェ機能を搭載しているのは、日本でスラット+カフェのみ。ウォーターサーバーの導入も考えている方で、日頃からコーヒーをよく飲む方であれば、スラット+カフェはオススメできるサーバーだと思いました。
Slat+cafe(スラット+カフェ)画像一覧
※クリックで拡大できます
Slat+cafe(スラット+カフェ)の仕様
カラー | ホワイト、ブラック | |
---|---|---|
サイズ | 高さ111cm × 幅29cm ×奥行きD35cm | |
重量 | 約25.5kg | |
水温・湯温 | 冷水:4~10℃前後 / 温水:80~85℃前後(省エネモード使用時: 70~75℃ 、リヒートモード使用時:90℃) | |
タンク容量 | 冷水タンク:約1.5L / 温水タンク:約1.5L | |
1ヶ月の電気代 | 380円※想定 | |
機能 | 常温出水 | ◯ |
万能取水スぺース | ◯ | |
停電時の出水 | - | |
加熱機能 | ◯※90°C前後 | |
UV機能 | ◯ | |
チャイルドロック | ◯※冷水・常温水チャイルドロック有 |